台湾人はいかにして文字を入力するか

 実は先ほど
http://chat.2log.net/ds365/archives/blog146.html
 こんなのを見つけました。
 そこで、ついてに台湾の文字入力を紹介したいと思う。

  • 注音

 これは中国のピンイン入力に相当するものですね、原理も同じです。ただ中国語は(まあ日本語でも同じ)同じ読みの字が一杯あるので、文字選択には時間がかかるのが難点。
 一般的には30文字/分が限界だといわれている。

  • 倉頡

 注音以外では、おそらく最もポピュラーな入力法、台湾のキーボードを見たことがある人ならば、その上にいろいろ漢字があるのに気付くだろうが、それこそ倉頡入力法用のものです。WINDOWSにも内蔵されて、キーボードにも標準装備されるほどポピュラーなものです。
 中級者で大体100文字/分だそうですが、そこからうえはちょっと壁があるようです。
 私は使ったこと有りませんが、向こうで注音使わない中級者以上の方ならば、比率的にはこれが一番多いかと。

  • 櫻花

 これはちょっと異質なもので、中国語(繁体=台湾)環境下で日本語を入力(表示)するものです。
 入力された日本語はJISコードではなく、向こうのBIG-5コードなので、日本語環境からでは見えません。
 最近は違うようですが。
 入力法は日本のIMEとさほど変わらない感じでした。

  • 無蝦米

 新興勢力ともいえる入力法です、台湾語(ミンナン語)の発音をそのまま感じにしたもので、直訳すると「なんてこだぁない」ってくらい、簡単さが売りです。
 実は私もこれを使っています。
 簡単に説明すると、漢字をまずバラします、そしたばらした部分を「音」「形」「意味」と分けて、それぞれ相当するアルファベットに振り分けます。
 たとえば「合」という文字、上は「A」下は「O」似てますよね、ですからこの「合」と言う文字のコードは「AとO」です。
 ですから入力する時は「A・O・O」と入力します、コードが三文字未満な時は、最後のコードを二度入力するルールがあるんで。
 また、数ある入力法の中でもコードのかぶりが少ない方なので、選択も少なく速度が上がりやすい入力法です。
 オマケとして、BIG-5コードの日本語(仮名)も入力できます。
 初心者でもルールを覚えれば余裕で30文字/分越えますし、私は120文字です。
 ちなみに大会の出場者ともなると、200文字を越えるのがざらにいるらしいです^^;

  • その他

 一般を一種類、メジャーを一種類、番外編を一種類、自分が使っているものを一種類と、四種類紹介してきましたが、他にもまだまだあります。
 私が名前を知っているだけでも20種類存在しますからね^^;
 紹介しきれません^^;