ヒカルの碁

 ヒカルの碁の中で、私が一番好きなキャラクターは門脇である。
 と、いうよりも、あの人に共感を覚えるといった方が正しいかもしれない。

誰にも負けたくないと
思う一方で
自分など遠く及ばない力に
あこがれるのは

そいつが歩いていく先を
見たいからだ

自分をはるかに越えていく
その先を

 天才という人種に憧れ、ほとんどの作品にその天才という人種を登場させるのは、自分が一生かけて登り詰めた高みを、一瞬にして跨いでいくのを、そしてその先にあるものを見たいかもしれない。
 かつて、母方の祖父が私のことを
「這孩子將来不是大好就是大壞」
 と、「孫(約40人)の中で一番賢い」と評してくれたそうだ、実際、小中学校の時は常に成績をトップクラスに維持していまして、勉強はできる人間でした。
 しかし徐々に自分はせいぜい秀才レベルの人間だと痛感し、それからずっと天才のような人間がみる世界がどんなものなのか、気になっていました。

 まあ、私が見ている世界も、他の人とは違うのかもしれないけどね^^;