初音ミク

 コンテンツとして楽しませてもらってると同時に、嫉妬も感じてしまう。
 ごく一部のちゃんと作られた作品を再生すると、驚愕とともに寂寥感を覚えずにはいられない。
 消費するだけの側にいるのは、いつも寂しいこと。
 自分の行くべき道で日々研鑽を繰り返すしかないとわかってても、やはり寂しい。
 万能ではなく、人並みの才能しか持たないから、この寂しさと一生付き合っていくのだろうな。
 寂しさと戦いながら、私は今日も子らを育てていく。
 子らにいつか、命が芽吹く時を夢見ながら。