近親相愛集

 なぜ、「相愛」で「相姦」ではないのかと「林檎のミツ」を読んでくれた方から聞かれたことがある。
 確かに敬と恵は双子で、最終的には肉体関係を持った、そしてそれを辞めるつもりはなく、さらに一歩踏み込んたところでエンディングを迎えた。だから「近親相姦」だといわれても仕方ないのですが、私はあえて「相愛」だと名づけました。
 一つは、この二人に近親相姦などという言葉が似合わないという一方的なわがまま。
 もう一つは、このシリーズは何も肉体関係だけということではないからです。
 
 コミティア85のサークルカットではど真ん中に「妹2(イモウトジジョウ)」とだけ書きました。近親相愛集その二を出す予定です。
 ですが今度の兄妹は肉体関係や、色恋などといった話からかけ離れているところにいます。最初から、こういう話も書こうと思っていたので、あえて近親相愛と銘打ちました。
 ある意味、「加奈〜いもうと」。病気になって移植云々の話になります。でもやはり肉体関係はありえないし、私の小説にしては珍しく(汗)恋愛感情を持たない兄妹です。主人公はシスコンといわれていますが、それは外野がそう見えているだけです。
 
 ラブラブ分は現在のToHeart2ADのSSで思いっきり書きます、こっちは思いっきりシリアス路線を貫きます。