素敵文芸

 先日、素敵文芸の顧問に誘われて文化学院に行ってきました、長嶋有師の前期最後の授業にゲストに行かれるということで、素敵文芸から希望者があればついてきても良いとのことでした。大変貴重な機会であり、メンバーは一様に興味を示したが、しかし幾分急な話でもあったので結局私といとなおの二人だけの参加になりました。
 当日の午後十二時半、JR御茶ノ水駅の御茶ノ水口にメガドラTシャツを着た長嶋師登場、仕込み通りに私といとなおは「増刷おめでとうございます」といい、予定通りに「何仕込んでんだよ」と笑われたw
 その後まっすぐに文化学院へ向かい、長嶋師から「刺客です」と紹介された、まあだからといって両者の教え子ズの対決なんてことになるわけも無く、普通に授業が始まりました。
 なんというか、ものすごくアウトプットの早い方ですね長嶋師って。その日もいつもと同じく生徒が作品を提出して、みなで読んで長嶋師が評論をするんですが、同じく初見であるのにもかかわらず、こちらが読んでいて思っていたところに、すでに長嶋師が評論をしていました。読むスピードなら負けない自信があるんですが、アウトプットという点では足元に及びませんでした。 
 その後90分の授業を経て、文化学院の生徒が「文學共和国」という冊子に載せるということで、師に電撃インタビューを敢行。師の二人はまだ食事を取っていなかったので学院の近くのベーカリーレストランに移行して、そこでいとなおと相思相愛(笑)の加藤師(髪型が……?)が登場。二時間に及ぶインタビューは長かったんですけど、で師が随所でツンデレっぷりを発揮していたので楽しかった。
 その夜は素敵文芸の二人も含めて、学院の近くの飲み屋で打ち上げをしました、そこでは何故か顧問のカバンに私の「ファック・トゥ・ザ・フューチャー」が入っていて、いろんな人に見せられて恥ずかしかったです(汗)。周りの八割以上が女性で、うちの大学の人よりも圧倒的にファッションのセンスがいいのもあって、すごくすごく恥ずかしかったです、そういう人たちに目の前で自分の同人誌を読まれるのって^^;
 その飲み会、会費は学生が千円で、ほかは長嶋師の負担だったそうです。ご馳走様でした。

 そんなこんなで駆け足でしたが、講義や酒の席で長嶋師から色んな話しを聞けて大変有意義な一日でした。漠然と思っていたことや思ってすらいなかったことなど、それらがすべて明確な理論で言われたので濃密な一日でした。いまでも消化しきっていないほどです。ぶてぶてしく付いて行ったかいがありました。
 またの機会とか、あればいいなぁ。