林檎のミツ

 文芸部のみんなに読んでもらっていろいろ意見を貰ったんだけど、そのうちI塚くんの感想「この本の前後にまた話がありそうな気がする」ってのはちょっとギグっとした。
 師の指摘はほとんど的を射ていて、こちらの意図もすべて見抜かれてさすがは審査員をなさってるプロの方だなって思ったけど、でもそれは最初からある程度予測はついてたことだからそんなにインパクトはなかった。それよりも同じ学生である文芸部のI君の鋭い突っ込みは本気で驚いた。
 もちろん、話の構想はあります。今回の「林檎のミツ」では双子の二人が結ばれて、手術して決意するところまでで終わったけど、兄妹もので一番のイベントである「親バレ」はやっていないわけなのです。そこは余裕でまたひと悶着あって、文庫一冊分あっさりかけます。
 でも会場で配布した「昼月通信」の書き下ろしを呼んでくれた方はわかると思うけど、その先の話をかくとNさんが言うように「ぞっとする」ような話になります、それに私がなんといおうと世間的には「近親相姦」の話なので、生理的に受け付けない人も多いはずです。書いてて楽しいけど読んでもらえなければ意味がないです@@
 「林檎のミツ」では「アダムとイヴの軌跡」を追った、次の「林檎のミツ2(仮)」では感情がはじけます。
 ……やばい、どんどん書きたくなってきた。